施設内研修「アドバンス・ケア・プランニング」

全般

令和元年度の施設内研修第1弾「 アドバンス・ケア・プランニング 」です。

桐生市医師会 在宅医療介護連携センターきりゅうの 柏瀬輝枝様 を講師にお招きしてグループワークで「もしバナゲーム」を体験しました。

まずは「アドバンス・ケア・プランニング」についてお勉強。

アドバンス・ケア・プランニングとは「もしもの時に自分がどんな治療を受けたいか、受けたくないか、自分が一人の人間として大切にしている事(価値観)を大切な人たちと話し合っておくこと」です。ちなみに「ACP」は「人生会議」と厚生労働省でも位置づけられています。

・・・で、今回行うのは「もしバナゲーム」。

設定は自分が「治療困難な病気」「あと6ヵ月の命」ということで、
4人1組でヨシダルールという方法でゲームを進めていきます。

ひとり5枚ずつ配られたカードが最初の手札になります。

テーブル中央には残りのカードを置いて、山札から5枚カードをめくり、参加者がそれぞれ1枚カードを交換していきます。

交換したいカードが無ければパスもOK。

山札がなくなったらゲーム終了です。

参加者はそれぞれ手元に残ったカード5枚のうち、より大切な3枚を選びます。

5枚のカードをみんなに見せて、「より大切な」3枚を選んだ理由と残り2枚を選ばなかった理由をみんなに説明します。

「余命6ヶ月」「治療困難」という設定の中で、自分は何を大切に治療を受けたいのか。「人生の最期にどうありたいかという」それぞれ異なる価値観を発表し、その素直な思いや気づきを伝え、互いに理解し合うことって難しいことですが、とても大切なことです。

職員の皆さんは「もしバナゲーム」を行って、どんなことを感じたのでしょうか?

今回の研修を通じて、他者に自分の思いが伝えられ、理解してもらうためのきっかけづくりになればとも思いました。

梅の郷施設内研修はまだまだ続きます。

参考:一般社団法人 Institute of Advance Care Planning

iACP
「もしバナ」病気になる前のもしものための話し合いを多く持ってもらうこと、それが私たちiACPの役割です。

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